ウェットタイプ対応のキャットフード
ウェットタイプのキャットフードとは名前の通り水分を含んだキャットフードのことです。
最もイメージしやすいのはツナ缶のように手のひらサイズの缶詰に入っているものでしょう。
缶詰タイプのものは水分を含んでいること以外にも味が豊富であることも特徴です。
マグロやホタテ、エビなどの魚介系以外にもささみなどもあります。
形状もドロドロしたものからコンビーフのような水気のない凝縮したものなどがあります。
価格帯も広く1缶あたり50円ほどのものから200円くらいまであります。
ウェットタイプのものを与えるメリットは食事の練習になることです。
幼い猫は歯が未発達のため噛むことが苦手です。
そのため、ドライフードよりも柔らかいウェットタイプのものは食べやすく良い練習になるのです。
また、夏場は脱水症状を起こさないために水分補給にも役立ち、熱中症対策にもなります。
そして、老猫のような噛む力が衰えてきた猫にもお勧めです。
ウェットタイプの中にはペースト状のものがありますから、筋肉が衰えて噛むことができない猫でも食べられます。
ウェットタイプのデメリットは消費期限までが短いことです。
未開封であればそれなりに消費期限は長いのですが、開封後はその日に食べきることが原則です。
これは、水分が多いため、空気に触れると腐りやすいためです。
ウェットタイプ単品であげることも良いのですが、ドライフードと混ぜて与える方法もあります。
あごの発達や、歯石予防として若いうちは硬めの食べ物を与えることも必要と言われています。
また、品物によってはウェットタイプはドライフードに比べてカロリーの高いものもあります。
そこで、ドライフードに混ぜ込んで与えるという方法はとても有効と言えます。
この方法は、ドライフードの食いつきが悪い時にも試してみると良いでしょう。
キャットフードを切り替えるときにはすぐにすべてを変えるのではなくまずは少しずつミックスして与えましょう。
その時におかしな味にならないよう、できればメイン食材が同じようなものを選んであげるとベストです。