最近の飼い猫の多くは室内猫です。
室内猫は外猫に比べて運動量が少なくなりがちです。
この運動量の少なさが猫の便秘を引き起こすことがあります。

もちろん、猫が便秘になる理由はいくつかあります。
水分量が不足していたり、いつもと環境が違ってストレスを抱えていたり、体調不良であったり様々な要因があります。
原因によってはすぐに便秘が治ることもありますし、逆に数日間続いてしまうこともあります。
便秘になれば、病気の可能性もありますから医師の診断を受けることが必要です。
しかし、猫によっては慢性的に便秘になりがちな猫もいます。
そこで、便秘がちな猫のために便秘改善用のキャットフードも改善されています。

人間が便秘になる理由の多くが食物繊維不足です。
猫も同じで繊維質を摂ることで便秘が改善でき、繊維質を多く含んだ便秘改善用のキャットフードも販売されています。
繊維質にも種類があり、不溶性と可溶性があります。
相性や効果も猫によってありますが、まずは不溶性から試してみましょう。
不溶性の繊維質を与えても、便秘が改善しなかったり、ひどくなることもあります。
そのようなときには可溶性へ変更したり他のものをためしましょう。
繊維質が合わない場合はアボカドや乳酸菌、納豆菌の入ったものが良いとされています。
アボカドは油分が便を柔らかくしてくれ、乳酸菌や納豆菌は微生物が腸内環境を整えてくれます。

便秘改善用のキャットフードの効果の出方は猫によって異なります。
効きすぎるとひどい下痢を起こしてしまうこともあるので、少しずつ与えてみましょう。
まずは普段食べているフードと混ぜて与えることから始めるのがおススメです。
便の量が増えてくれば問題ないですが、変化がない場合は配合量を変えたり他のものを試してみましょう。
効果がなければ医師に相談して見るのも良いでしょう。

食事を変えなくても運動量を増やせば便秘が解消できる場合も多くあります。
おもちゃを与えてみたり、猫の相手をしてみたりもしてみましょう。
特に一緒に遊ぶ時間を作ることはコミュニケーションの時間にもなるのでお勧めです。